ニシエヒガシエ

140文字に納まらないときに使う場所

日常に非日常を

「今度近くのホテルに泊まろう」
と思い立ったのは、8月の第1週あたりだった。
仕事の予定を見てみると、ちょうど今週の火曜日の午後と水曜日の午前中に、それぞれ別の研修に参加するために、同じ場所に行くことになっていた。
会場は職場や自宅から車で余裕で行ける距離だったけど、すぐにじゃ○んアプリを立ち上げて、会場近くのちょっといいホテルを予約した。

そして今週の火曜日。
仕事用バッグ以外に、最低限の荷物を詰めた旅行用バッグを持って、いつも通りに出勤。
旅行用バッグは車の中に置いておけばバレることはない。
午後の研修も無事に終えて、顔見知りの皆様に別れを告げたら、ホテルに向かって出発!
チェックインをして、一息ついたら近くのデパ地下へ。
向かう途中、他の人はほとんど家に帰るところなのに、今日の自分はそうではないんだ、と思ったら、年甲斐もなくいけないことをしている気がして、少しだけワクワクしてしまった。

デパ地下で夕飯とデザートを買い込み、部屋に戻ったらBSでやってた昔の火サスを見ながらあっという間に完食。
その後は広いベッドでゴロゴロしながら、スマホをいじったりSwitchでFF9をプレイしたりキャロットのカタログPDFを見たり。
家にいるのとやってることは変わらないけど、それがホテルというだけで勝手に特別な気分になる。

テンションが上がったせいかすぐに寝られなかったけど、翌日の研修に遅刻するわけにはいかないので、午前1時過ぎに無理やり就寝。
次の日は広いベッドのお陰か、朝6時半にスッキリ起床☆
ホテルのレストランで美味しい和定食をいただき、(おかずもご飯も1品ごとにおかわりできますよ、と言っていただいたけど、時間がなくて完食するのが精一杯だった…無念。笑)準備をしたら、自宅から普通に直行してきたような顔をして研修へ。
いつもと違う一夜はこれにて終了。

競馬場に入れず、遠征も思うようにできない日々の鬱憤を、少しでも晴らすことができた…ような気がする。
まだ1日しか経っていないけれど、デパ地下へ向かうときのワクワクした気持ちや、広いベッドの寝心地の良さが忘れられず、また来月もどこかのホテルに泊まれるタイミングがあるかなー?と、手帳をめくって考えてばかりいる。
いつか元の生活に戻れる日が来るはずなので、それまでは注意を払いながら、何とか工夫して楽しんでいこうと思う。