ニシエヒガシエ

140文字に納まらないときに使う場所

余談

キャロットCに入会したときに抱いた夢は、「出資馬が会報の表紙になる」以外にもいろいろあった。
新馬戦を勝つ」
「1回は口取りをする」←口取りに参加するより、写真を撮りたかったので、1回できれば充分だと思ってた
「カレンダーに写真を使われる」
「GⅠに出走する」
「障害レースに出走する」
「母馬優先権を行使する(産駒が募集されるような牝馬に出資する)」

新馬勝ちとGⅠ出走は、キャロ入会2世代目だったハイアーレートが先に叶えてくれた。
口取りとカレンダーはメートルが叶えてくれた。

夢の残りはあと2つ。
障害レース出走は、平地の活躍馬を多く抱え、入厩制限の壁も大きいキャロとシルクでは、中々のレアイベントになっている気がする。
わたしもブ○イト○ォーツ(何となく伏字)みたいな馬に出資してみたいのだけど。、

そして母馬優先権。
今年、メートルの半姉であるアールブリュットの初仔(父キズナ)が募集された。
障害出走は置いとくとして、私も出資していたアールの初仔に出資できれば、残り1つの夢が叶う。
それで出資は一区切りにしようと思っていた。

満を持して最優先で申し込んだものの…
結果はまさかの落選+キャンセル番号付与😭😭😭
僅かな望みのキャンセル番号も、お仲間さんに聞いたら「まず回ってこない」ような順番だった。

アールの2番仔はブラックタイド牝馬
そして無事に生まれれば3番仔となる馬の父はドゥラメンテ
今年意図せず手に入れてしまったバツ1をどうしていくか、今からもう悩んでいる。
そんな感じで来年になったら、シルクの募集馬も気になってしまうのだろう。
出資は一区切り、と言えるのはまだまだ先になりそうだ。

ありがとう、メートルダール

出資馬メートルダールの引退が発表された。

 

新潟記念出走後、復帰を目指して調整が続けられていたものの、

繋靱帯部の傷みがなかなか良化せず、

来年で8歳になる年齢も考慮されてのことだった。

 

月曜日に東京競馬場で同じくメートルに出資しているお仲間さんに会い、

「来年8歳だけれど、どういう路線を進むんですかねー」

なんて話していたんだけど、翌日の更新内容がかなり雲行きが怪しいもので。

来週の近況更新でもしかして…と思っていたら、

臨時更新でそれよりも早い引退発表となってしまった。

 

私が一口馬主を始めたのは、

偏に「戸田厩舎の馬に出資したい!」という思いからだった。

キャロットクラブに入会申込書を送り、

最初に受け取った会報に大きく印刷された馬の顔を見て、

「いつか、自分が出資した戸田っ仔が会報の表紙になってほしい!」

と強く思ったのを、今でもはっきりと覚えている。

 

その夢を叶えてくれたのが、中日新聞杯を勝ったときのメートルダールだった。

重賞初挑戦の京成杯から、その年の夏の関屋記念まで、

重賞では人気になりながら勝てない日々が続いていたけど、

いつかは重賞を勝てる日が来るはず、と信じて応援してきたことが

全部報われた気がして、本当に嬉しい1日になった。

 

残念ながらその後は勝つことができなかったけど、

メートルを追ってあちこち遠征したのも、

今となっては全ていい思い出として心に残っている。

NF天栄に見学に行ったとき、

いつもまともに写真を撮らせてくれなかったことも。笑

 

細かいタラレバを言えばきりがないけど、

(2018年のアレコレとかな!笑)

振り返ってみれば「ありがとう」という気持ちしか出てこない。

今後をどこで過ごすかは分からないけど、

今年現地応援できなかった分、必ず会いに行きたいと思う。

 

メートルダール、本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。

わたしを変えたあなたへ

競馬場に毎週のように通って、障害レース好きの仲間を増やすべく、せっせとブログに観戦レポートをアップしていた2009~2010年春。
わたしはほとんど障害レースの馬券を買っていなかった。
当時のわたしは、ブログの更新を続けることが、障害レースを応援することだと信じこんでいて、売り上げの面では、平地のレースを買っているからそれでいいと思っていたのだ。
(余談だが、1.3倍の複勝を1万円買って、当たったら+3000円!みたいな買い方だった。それはそれで振り切れていたと思うけど。)

障害の馬券は、たまに頑張れ馬券を100円ずつ買うくらい。
今のわたしが当時のわたしを問い詰めたら、多分
「自分にとっては、障害レースを走る馬たちは純粋に応援したい対象だから、馬券(=ギャンブル)の対象にするのは申し訳ない。」
と答えていただろう。

そんな今思えば勘違いでしかない想いを見直すきっかけになったのが、2010年4月18日の「ジョッキーと行く!中山グランドJツアー」だった。
当時は葉書かメールで事前申し込みの後、抽選で当たった40人だけが参加できるという、かなりの狭き門になっていた。

わたしのブログは、拙いながらも続けている内に定期的に記事を読んでくれる人、コメントをくれる人が少しずつ増えてきていた。
その中の1人で、実際に会って競馬を見るようになっていた人と、一緒にツアーに申し込んでみることになった。
外れてもパドックのジョッキーイベントに行けばいいよねー、と話していたら、何と相手が申し込んだ分が当選!!

そしてツアーが開催される皐月賞当日。
わたしはそれまで平地GⅠの現地にいたことがなく、前日の中山GJとは段違いの人出に驚くとともに、少し悔しくも感じた。

最終レースまで見届けた後、集合してついにツアー開始。
当日の参加ジョッキーは、関東所属で前日の中山GJに騎乗していた、五十嵐雄祐J・江田勇亮J・浜野谷憲尚J・蓑島靖典J・山本康志Jの5人。(五十音順)
コースを歩きながら、1号水壕障害・5号生垣障害・4号竹柵障害・大障害コースのバンケット・大生垣に大竹柵と、今ではお馴染みとなっている順番に障害を見学し、ジョッキーの解説を聞く。
移動中にジョッキーに質問することもできたけど、当時のわたしは緊張しすぎて、話すことが何も浮かばなかった。

予定のコースを回り終えて、最後に大生垣の前でジョッキーの方々からの挨拶があった。
そこでわたしは大きなショックを受けた。
途中で話すことに違いはあれ、必ず最後には「障害レースの馬券を買って応援してください」と言っていたのだ。
そして、最後に挨拶をしたのが山本康志J。
「障害は平地を諦められた馬が出走することが多いから、その馬がもう1度頑張れるように応援してほしい。お昼休み前の4レースだと、どうしても見る人が少なくなってしまう。たくさん馬券が売れれば、JRAがもっと後ろのレースにしてもいいと思ってくれるかもしれないから、まずは馬券を買って、障害レースの売り上げを増やしてほしい」
他の年のツアーで話したことも混ざっているかもしれないが、大体こんな内容だった。

わたしはそれまで、ジョッキーに対して、「馬券を買って」「売り上げを増やして」というような、直接的なことは言わない、というイメージを勝手に持っていたのだと思う。
だから「応援する人が増えるようにブログを書いてます!」で、応援が成立すると思い込んでいた。
でも、競馬においてはそれは成立しない。
売り上げという目に見えるものにしないと、応援の気持ちは届いていないも同然なのだ。

次の週から、わたしは真剣に予想をして障害レースの馬券を買うようになった。
まずはJRAの公式HPの馬柱を見ることから始まり、それが一般のスポーツ紙になり、やがて専門紙を買い始めた。
ちゃんと予想をすることが、命をかけてレースに向かう人馬に対して、自分ができるせめてもの行いだと思っている。

「障害レースの応援をよろしくお願いします!」
山本Jは、ウイナでファンサを終えた後、必ず最後にそう言って帰っていた。
それを聞くたびに、これからも「応援」を続けていこうと、気持ちを新たにすることができた。

そんなわたしが変わる大きなきっかけになった山本Jが、今日騎手として最後の騎乗を終えた。

引退の知らせはあまりにも突然で、無観客競馬が終われば、また元のように応援できると思っていたから、どうしてこの時期なのか、悲しくて仕方がなかった。
でも、ネットニュースやTMさんのツイートに登場する山本Jの表情がとにかく晴れやかであったことで、その悲しさも少しは薄らいだ。

レース後に各社から配信されたコメントの通り、怪我で志半ばで引退する先輩や後輩を見てきたからこそ、自分で引き際を決められたことへの、果てしない前向きさが感じられた。
そんな人に対し、ファンに出来るのは、今後の活躍を祈りながら見送ることだけだ。


山本康志J、25年間の騎手生活、本当にお疲れ様でした。
10年前の山本Jの言葉がなければ、今こうして障害レースの応援をし、馬券を買うとともに、幕出しやSNSに勤しむ自分は存在していなかったと思います。
本当にありがとうございました。
もうウイナでの挨拶は聞けないけれど、その想いを胸に、これからも変わらずに障害レースの応援を続けて、自分で出来ることに取り組んでいきます。
改めて、今後の調教助手としての活躍をお祈りしております。

日常に非日常を

「今度近くのホテルに泊まろう」
と思い立ったのは、8月の第1週あたりだった。
仕事の予定を見てみると、ちょうど今週の火曜日の午後と水曜日の午前中に、それぞれ別の研修に参加するために、同じ場所に行くことになっていた。
会場は職場や自宅から車で余裕で行ける距離だったけど、すぐにじゃ○んアプリを立ち上げて、会場近くのちょっといいホテルを予約した。

そして今週の火曜日。
仕事用バッグ以外に、最低限の荷物を詰めた旅行用バッグを持って、いつも通りに出勤。
旅行用バッグは車の中に置いておけばバレることはない。
午後の研修も無事に終えて、顔見知りの皆様に別れを告げたら、ホテルに向かって出発!
チェックインをして、一息ついたら近くのデパ地下へ。
向かう途中、他の人はほとんど家に帰るところなのに、今日の自分はそうではないんだ、と思ったら、年甲斐もなくいけないことをしている気がして、少しだけワクワクしてしまった。

デパ地下で夕飯とデザートを買い込み、部屋に戻ったらBSでやってた昔の火サスを見ながらあっという間に完食。
その後は広いベッドでゴロゴロしながら、スマホをいじったりSwitchでFF9をプレイしたりキャロットのカタログPDFを見たり。
家にいるのとやってることは変わらないけど、それがホテルというだけで勝手に特別な気分になる。

テンションが上がったせいかすぐに寝られなかったけど、翌日の研修に遅刻するわけにはいかないので、午前1時過ぎに無理やり就寝。
次の日は広いベッドのお陰か、朝6時半にスッキリ起床☆
ホテルのレストランで美味しい和定食をいただき、(おかずもご飯も1品ごとにおかわりできますよ、と言っていただいたけど、時間がなくて完食するのが精一杯だった…無念。笑)準備をしたら、自宅から普通に直行してきたような顔をして研修へ。
いつもと違う一夜はこれにて終了。

競馬場に入れず、遠征も思うようにできない日々の鬱憤を、少しでも晴らすことができた…ような気がする。
まだ1日しか経っていないけれど、デパ地下へ向かうときのワクワクした気持ちや、広いベッドの寝心地の良さが忘れられず、また来月もどこかのホテルに泊まれるタイミングがあるかなー?と、手帳をめくって考えてばかりいる。
いつか元の生活に戻れる日が来るはずなので、それまでは注意を払いながら、何とか工夫して楽しんでいこうと思う。

それぞれのモノサシ

以前仕事の家賃補助の関係で、
「更新したアパートの契約書の写しを持ってきて。無いと家賃補助が出せなくなる。」
と、何度も何度もお願いしているのに、
全く持ってくる様子がない後輩がいた。

しびれを切らしてボスに
「○○さんが証明書類を持ってこないので、家賃補助を止めます、って伝えてもいいですか?」
と一応お伺いを立てに行った。
ボスの答えは、
「家賃補助を止められて給料が減るってことは、ゆなさんにとっては嫌なことだと思うけど、○○にとってはそれほど嫌なことじゃないんだよ。だからそういう言い方をしても、○○は書類を持ってこないと思う。」
「○○が本当にやられたくないことは上の人間に注意されることだから、まず□□さん(職場のNo.2)に話をしてもらうようにお願いして。それでも書類を出さなかったら、オレに言ってくれれば話をするから。」

給料が減るのを嫌がらない人間なんているんだろうか?と思いながら、
ボスの言葉通りにNo.2に相談したら、
次の日には後輩が申し訳なさそうに契約書の写しを持ってきた。

仕事にやりがいを感じてはいるけど、何より月イチの給料と、年2回のボーナスを最大のモチベーションにして働いている自分にとって、この後輩の行動原理はちょっと衝撃的だった。
(そしてそれをバッチリ見抜いている当時のボスにも驚いた。)

これは極端な例だけど、人にはそれぞれ判断のモノサシがある。
わたしが「Aであるためには、Bの条件を満たしてなくてはいけない。」と思っていても、
他の人は「Bの条件を満たしてなくても、Aであることもできる。」と思っているかもしれない。

そんな人に「BではないのにAだと言うのはおかしい。」と言っても、元のモノサシが違うのだから通じる訳がない。

つい最近も、何だかモヤモヤするな、と感じた他の人の言動があって、話を聞いてくれた人も「それはおかしいね!」と言ってくれたんだけれど、それはたまたま回りにいる人のモノサシが、わたしと近かっただけの話だ。
(逆にモノサシが近いからこそ一緒にいられるとも言う。)

SNSでいろいろな意見を広く目にすることができるようになった分、モヤモヤした思いを抱くことも増えた。
でもそこで「こんな考え方はおかしい!」と思う前に、「自分とはモノサシが違うから仕方ないね。」と穏やかに考えられる機会を増やしたいと思う。

2018年の戸田っ仔を勝手に表彰する。

JRA賞の選考結果が話題になっているのに便乗して(?)

2018年に出走した戸田っ仔の中から、各部門の最優秀馬を勝手に選んで表彰します←

分かると思いますが、表彰と称して語りたいだけの記事です。

 

年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬

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他2頭(後で書きます)と迷ったのですが、

勝手に選んでいるのでここは出資馬メートルダールで。笑

一口会員の自分にとっては、2013年の朝日杯FS以来のGⅠ出走を叶えてくれました。

去年は4戦しましたが、正直力を出し切れたレースは大阪杯だけだと思っています。

 

他3戦は…誰が乗ったとは言いませんが…不完全燃焼の内容で…。

それでも後に有馬記念を勝った馬に、ハンデ差がありつつ0.3秒差に迫ったのだから、

GⅠでもある程度の結果を出せるだけの力は絶対に持っているはず!

今年こそは最も力を出せる舞台であろう、秋の天皇賞に出走できますように…。

天栄を見返してください(切実)

 

最優秀2歳牡馬・最優秀ダートホース

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兵庫ジュニアグランプリで重賞初制覇☆

そして全日本2歳優駿では惜しくも2着だったデルマルーヴルです。

2着とはいえ、今後の成長に改めて期待が持てる内容だったので、

いずれダート戦線の先頭に立って活躍してくれる馬だと思っています!

年度代表馬にするか迷ったうちの1頭ではありますが、

まだまだこんなものではないという期待を込めて、あえて選外に。

 

明け3歳牡馬では、今週末出走予定の2頭、ラストドラフトとダイシンインディーに特に期待です。

ダイシンインディーは、前走の馬柱に「制御不(能?)」と初めて見る短評がありました。笑

気性面が何とかなれば、爆発力はデルマルーヴル以上じゃないかと密かに思ってるんですよね。

JDDで2頭が揃って上位人気になっているところが見たい…。

 

ノヴェリストの最高傑作」と噂される?ラストドラフトは、

母は戸田先生が尊敬する松田博資先生が管理されたマルセリーナ

マルセリーナ半弟のプロトスターもそうですが、

血統的に先生の思い入れも深いのではないかと想像しています。

京成杯では1戦1勝の馬は不利というデータもありますが、

それを覆す走りを見せてほしいです。

 

最優秀2歳牝馬

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2018年関東で最初の新馬戦で勝ち上がり、その後同コースの赤松賞で2勝目。

阪神JFにも出走したジョディーです☆

赤松賞は、武藤雅Jの特別戦初勝利という記念のレースにもなりました。

 

デビュー戦は仕事で見られず、赤松賞は京都に行っていたのでモニター応援…。

実は雅くんとのコンビは、まだ現地応援できていません…。

それ以外の3戦は現地で見てるというのに。笑

次のクイーンCでやっと雅くんとのコンビを見ることが出来そうです!

くれぐれもトレセンでの自転車と騎乗停止には気を付けて、と伝えたいです←

 

他の明け3歳牝馬では、とにかく出資馬のメルキュールに頑張ってもらいたいです。

キューの産駒に出資したくてキャロットに入会し、これが3頭目

兄2頭は中央未勝利だったので、念願の初勝利を…。

あと初勝利といえば、キストゥヘヴンの仔ガロシェ。

個人的に某ーシーで募集される産駒の前に、こちらで産駒初勝利を叶えてほしいと思っています←

 

最優秀3歳牡馬

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なかなか思うようにいっていない印象だった明け4歳世代。

その中でも現在唯一2勝を挙げていて、

1000万下でも勝ち上がりまであと少しのアメリカンファクトです。

今は2月の東京開催に備えて、英気を養っているところかな?

 

5月の東京では、逃げ切り寸前のところで福永Jの騎乗馬に差されて、

レース後のホースプレビューを見に行ったら、

戸田先生が「ユーイチ頼むよ~」とか言ってそうなノリで突っ込んでいました。笑

そして11月の東京では、戸崎Jを背に今度こそ逃げ切り!と思ったのに、

5月のレースで騎乗していた雅くんに差されて2着…。

もどかしいレースが続きますが、早く3勝目が見たいですね~。

 

…もし次に福永Jが乗ったら、戸崎Jの騎乗馬に差されたりするんでしょうか…←

 

最優秀3歳牝馬

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デビュー戦の414kgが、今まで最高の出走時の馬体重。

去年は396kgで出走したこともありました。

小さい体で頑張っているカーロバンビーナです☆

きっと厩舎の方も馬体の維持に苦労されてるんじゃないでしょうか…。

 

前走の中山は6着でしたが、馬体も増えて410kg。

最後はいい脚を使えていたので、これからもっとよくなってくると思います。

また勝つところを現地で見たいですね!

 

そして明け4歳牝馬には出資馬のラソワドールがいます。

こちらはカーロバンビーナとは対照的に、

ノーザンファーム空港で順調に乗りこまれつつも体はどんどんワガママボディに…笑

2頭が並んだらどんなことになるのか見てみたいです()

復帰戦はダートになると思いますが、ゴールドアリュール産駒なので楽しみしかないです。

 

最優秀4歳以上牝馬

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ずっと歯がゆいレースが続いていましたが、

10月に2年ぶりの勝利を挙げたグリントオブライトです☆

そのときわたしは2泊2日(?)で北海道に牧場巡りに行っていて、

ちょうどビッグレッドFで車を停めてすぐradikoで実況を聴き、

車内でガッツポーズをしていました←

 

ちなみにこの写真を撮ったのはあの開成山特別で、

パドックはものすごい人で溢れていました…トオイメ

(その後南武特別にも出走していたり)

 

引退期限まで残されたチャンスはあとわずかですが、

なんとかもう一花咲かせてほしいですね…。

 

古馬牝馬はそもそも頭数が少ないのですが、

先週ファニーヒロインが、中山の障害未勝利で14ヶ月ぶりの復帰を果たしました。

途中まで積極的に先行していましたが、

さすがに最後は息が持たなかった感じで、大差のシンガリ負け。

ただ飛越が極端に下手ということはなかったので、

次はもっと良くなるのではないかと思っています。

 

最優秀短距離馬

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2018年の厩舎初勝利!

競走馬生命に関わるほどの大きなケガと、1年半の長期休養を経験しながらも、

タフに走り抜いているダイトウキョウです☆

 

休んでいたときはその理由が分からず、

休養先の馬の温泉に行くも、タイミングが合わずに会えなかったこともあったのですが、

この勝利の後に馬主さんのツイートを読んで、当時あったことを知りました。

復帰と勝利が叶ったのは、ダイちゃん自身の生命力もそうですが、

先生、担当さん、獣医さん、牧場の方などなど、

たくさんの人の諦めない気持ちと努力があったことが分かり、

改めて今ダイちゃんが無事に走れていることに感謝したくなりました。

明け7歳ですが、まだまだやれるはず!

今年は3歳以来に重賞で走っているところが見たいです!

 

最優秀障害馬

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2018年、戸田っ仔で唯一障害で勝ち星を挙げたクロフネフリート☆

この馬も長期休養を経験していて、

復帰戦が障害戦と知ったときは「!!!???」となりましたが、

そのレースから約半年、逃げ切って大差勝ちしたレースを目の前で見られたので、

とても嬉しかったです。

 

夏の福島で落馬を経験してから、

どうも精神的な問題が大きくなってしまっているような印象を受けます。

昇級初戦で3着に来ているように、力はあると思うので、

何とか立て直してほしいと思っています…。

 

あとアサクサゴールドに騎乗した際、落馬して大けがを負ってしまった浜野谷J。

1日でも早い回復を祈っています…。

 

特別賞

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デビューからずっと活躍してくれていたグランシルク。

中山記念で2018年の初戦を迎える予定でしたが、

レース1週間前の日曜日の調教で、能失級の骨折を発症。

まだまだこれからというところで引退となりました。

 

直後は何とか命だけでも助かってほしくて、

毎週のクラブの近況更新を、祈るような気持ちで待っていました。

無事に入院馬房から出られる日を迎えたときは、

安心しつつも、正式に引退になる日が近づいたのも感じて、

寂しく思ったのを覚えています。

 

現在は、先生ゆかりの乗馬クラブで過ごしているはず。

今年こそは会いに行きたいです。

 

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オーストラリア遠征を果たしたソールインパクト☆

年度代表馬候補にした1頭です。

約1ヶ月の遠征期間、ときどきSNSに流れてくる、

オーストラリアを完全に満喫している先生の姿も印象的でした。笑

 

当初は除外対象だったのに、直前に運よく出走が叶ったコーフィールドC

結果は伴いませんでしたが、坂井瑠星Jの積極的なレース運びに、

レース中はもしかしたらもしかするかも!?とドキドキしました。

 

ノド鳴りの治療が終わり、復帰が出来ても以前のパフォーマンスが取り戻せるかは未知数ですが、

もう1度、ソールが走るところを現地で応援したいです。

 

ということで、好き勝手に振り返ってきましたが、

今年はついにフェノーメノ産駒がデビュー年齢に達します!

どんな仔たちが戸田厩舎に加わるのか、今から楽しみです。

 

人気になっていても勝てるとは限らないのが競馬で、

応援していて気持ちが落ち込んでしまうこともありますが、

その分勝利を見届けることが出来たときの喜びも大きいと思っています。

なるべくたくさんの勝利に立ち会えるように、

今年も戸田っ仔を応援しています☆

変わらない、新しい日々

わたしは競馬場とはとても寛容な場所だと思っている。

ひたすら馬券を買うことも出来る、写真を撮りながら楽しむことも出来る、

芝生の上でピクニックしながら楽しむことも出来る。

厩舎・騎手・馬の顔・血統・毛色…「好き」の切り口が無数にある。

普段は競馬場にいる全員がそれぞれの楽しみ方を持っていて、

理不尽にその領域が侵されない限り、お互いを尊重しながら1日を過ごしている。

 

だから、時折現れる「絶対的なヒーロー」が正直苦手だ。

その馬のために1日があるような競馬場は、

いつもの寛容さを失ってしまったように思えて、とても居心地が悪い。

それがたとえ障害界のスーパースターであっても。

 

7月7日の福島競馬場は朝から異様な熱気に包まれていた。

オジュウチョウサンの約3年半ぶりの平地競走への出走。

しかも鞍上はトップジョッキー・武豊J。

週中から500万下の特別戦とは思えないほどの記事があふれ、

他の馬が勝つことはありえない、という雰囲気が形成されたように思えた。

 

グッズ販売には長蛇の列が並び、

最初は並んでいたわたしも、1Rの障害未勝利のパドックに間に合わず、

結局途中で抜けてしまったほどだった。

 

7Rの出走馬が地下馬道へと向かったころには、

パドックの最前列が9Rの周回開始を待つ人で埋め尽くされ、

9Rの直前には、GⅠのように多くの人で溢れていた。

 

周囲が盛り上がれば盛り上がるほど、わたしの肩身はどんどん狭くなる。

オジュウチョウサンにはやっぱり障害を走ってほしい?

ここで勝ったらもう戻ってこなくなるかもしれないから嫌だ?

そういう話ではない。ただただ寛容さを失ったその場が辛かった。

 

パドックの最後の1周、隣に立っていた女の人が、

本当に勇気を振り絞ったように「バリンジャー、ずっと応援してるよ、頑張れ!」

と小声でつぶやいていた。

きっと彼女も同じように肩身の狭さを感じていたのではないだろうか。

 

レースの結果については詳しく触れるまでもないだろう。

オジュウチョウサンは鮮やかに久しぶりの平地競走を勝ってみせ、

現地はこれまたGⅠのような盛り上がりに包まれた。

応援馬のグリントオブライトが負けてしまったことは関係ない。

自分はその場にふさわしくないように思えて、急いで離れた。

 

昨今の障害競走の盛り上がりは、

その「絶対的なヒーロー」の存在があったからこそだということは、

痛いくらいに感じている。

 

ただ、そのヒーローには、王座奪還を狙うライバルがいた。

下剋上を果たそうと、果敢に挑戦する他の馬もいた。

圧倒的な強さに、他の馬がどう立ち向かっていくのか、

そこには他馬にも想いを重ねることが出来る寛容さがあった。

土曜日の盛り上がりとは全く違うものだ、とわたしは思っている。

 

オジュウチョウサンは、有馬記念を目標に、

今年は障害競走は使わないことが表明された。

 

その状況でわたしに何ができるか。

「障害レース」そのものの魅力より、

オジュウチョウサンのスター性や分かりやすい強さに惹かれた人が多いことは、

土曜日の状況を見てよく分かった。

 

グッズは飛ぶように売れるが、

ほとんどの人は1Rが障害未勝利だったことは考えていなかっただろう。

(現地で会った知人が『グッズを売っておいて、障害を見られないスケジュールはありえない。4・5Rにするか、思い切って12Rにやるぐらいじゃないと意味ないだろう!』と憤っていた。共感しかない)

あれだけ盛り上がった中山グランドジャンプも、

上半期のGⅠプレイバックのVTRには含まれていなかった。

 

そんな現状を、なんとかして打開しなくてはいけない。

オジュウチョウサンがずっと障害を走っていたにせよ、

いつかは引退の時が来る。

その後、またJ・GⅠのパドックが閑散としてしまっては、何も意味が無いのだ。

 

障害競走自体の魅力。

飛越の美しさや、長丁場ゆえの駆け引きがある。

ジョッキーの得意なコースや脚質、

数が少ないからこそ、駆け引きを想像して馬券を買う楽しみがある。

(読みがはまったときの喜びの大きさと言ったら!)

平地と比べてどちらがどう、という話ではない魅力をもっと伝えていきたい。

 

1人の力では微々たるものだろう。

でも何もしなければ何も変わらない。

 

わたしが最初のブログを立ち上げたときは、

誰が読んでくれるかも分からないまま、ひたすら障害競走について書いていた。

こうしていれば、いつかきっと誰かが気付いてくれるはず…

根拠はないけどそう信じていた。

 

今、本当に多くの縁に恵まれて、

わたしの周りにはたくさんの障害競走を熱く応援する人がいる。

またあの時のような初心に立ち返り、

少しでも障害競走の魅力を伝えていけるようにしたい。

 

今週末の福島競馬場は、

また元のような寛容さを取り戻し、

いろいろな楽しみ方をする人で溢れると思う。

わたしは障害競走を追って中京競馬場へ行く。

 

まずは横断幕を出し、写真を撮ってレースの様子を伝える。

いつもと変わらない、でも新しい日々の始まりである。